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2009年5月31日 (日)

花火の夜の物語 88

 花火の夜の物語 87からつづく
「大変なことってなんだよ?」
そう言いながら、Yさんの指さす方向を見ましたが、特に異常はありません。
「別に何もないじゃないか」

 Yさんは数回瞬きしてから、そうじゃなくてと言って体の向きを左の方に向けました。
「原因はそこなんですけど、問題はあっちに……」

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 店の前は国道で、地域の幹線道路ということもあり、ひっきりなしに車が通っています。
店の駐車場からは歩道をはさんで少し下がったところに国道の路面があります。
高低差があるので僕が駐車場に蒔いた水の一部は国道側に下っていきます。
そしてその水は道路脇の側溝に吸い込まれていく……はずなのですが。

 店の前の国道は交差点にある僕の店のところから左側、北に向かって緩やかな下り坂になっています。
そちらの方に視線をやると、こちら側の車線いっぱいに水たまりが拡がっていました。
そこを通りすぎる車は、ちょうどスピードの出る下り坂なので、派手な水しぶきを上げて歩道まで飛沫を振りまいていました。

「なんだあれは」
僕は急いでそちらの方に、足を向けました。

 89につづく
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