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2009年5月27日 (水)

花火の夜の物語 87

花火の夜の物語 86からつづく
「あーっ……」
 僕は、思わす声を上げたYさんの方を見ながら、勝ち誇ったような顔をしかけて、さすがに大人げないと気づき表情を修正しようと思ったのですが、うまくいかなかったらしいです。

 Yさんは下唇を軽くかみしめて、こちらを見上げました。

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 彼女が立っている位置はエントランスから駐車場に向けて、三段ほど作られた階段の下だったので、ちょうどこちらを見上げるような格好になるのです。
階段の左側はスロープになっています。

 まあ絵になる美少女というものは、どんなときでも隙を見せないものだと感心しました。
本人がそのことを意識しているかどうかは別として……

 たいていの男子高校生がその姿を見れば、目に焼き付いて離れなくなることは間違いありません。

 生まれてこの方、生粋の男子として生きてきた僕も、もし女子に生まれ変わるなら、こうありたいと思いました。

「いいです、別に水撒きをしたかったわけじゃないですし。ホースはお返しします。でも店長。向こうの方で、大変なことになっていますよ」

 そういってYさんは店の前の国道の方を指さしました。
白い指が眩しかったです。

 88につづく
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