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2009年3月 6日 (金)

ヘイ・フィーバーの憂鬱 Ⅱ

 花粉症に苦しんでいる人を救うために僕は作戦を立てました。
ランチタイムが終わった後、僕は花粉症で苦しんでいる主婦を呼びました。

「小島さん、だいぶ苦しそうだけど、だいじょうぶ?」
「はい、だいじょうぶです…と言いたいところですが、正直辛いです」
「しばらく休んでみる?」
「でも、人も足りないし、時間を削られるのも困るんです」
「そうだよね……」
「今まで、こんなことはなかったから、私は花粉症にはならない体質だと思ってたんですけど」
「そこで相談があるんだけど」
「何ですか?」

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 僕は小島さんに、あることを告げました。
彼女は、少し迷ったようですが最終的には僕の提案に同意しました。

 小島さんとの相談を終えて、僕はキッチンの田中さんを呼びました。
何を言われるんだろうかと、いぶかしんでいる田中さんに僕はこう切り出しました。

「田中さん、お願いがあるんだけど」
「何でしょう?」
「ちょっと別の仕事をしてみない?」
「どういうことですか?」
「いや簡単なことだよ、しばらくホールで働いてみない?」

 田中さんは店に入ってきた時はホールの人間でした。
職種は基本的に本人の希望で決まり、採用の段階で考慮します。
ですから、入社後に職種が変わることはあまりありません。
特別なことがなければ。

「でも、それは……」
「うん、分かっているんだけど、あれはもう2年前のことでしょう」
「そうですけど」
「娘さんも小学校を卒業したことだし、もういいでしょう。もともとホールだったわけだから」

 学校というところはいろいろと、面倒くさいことがあるようで田中さんも学校の役員のことで少しもめて、ホールで働けなくなってしまったのです。
詳しいことは書けませんが、アルバイト禁止の高校生がホールで働けないのと似ています。
その話しを聞いた時は、学校には表と裏があって時に恐ろしいものだと愕然としました。
「でもどうして急に? それに私、ホールの仕事なんてすっかり忘れちゃってますよ」

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