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2009年2月13日 (金)

花火の夜の物語 59

 花火の夜の物語 58からつづく
「いや、そりゃ分からないな」
そういって僕が首をかしげると、K君もうなずきました。
「想像つかないです……」

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「店長は、あとから他の道を選べば良かったと後悔するのが嫌なタイプ。K君は、他の道が、あったんじゃないかと後悔するのが嫌なタイプですよね」
「かもしれないです……」
K君が、眉根を寄せていいました。
「つまり、店長は過去を後悔するのが嫌で、逆にK君は未来を後悔するのが嫌なんです。要するに……」

 「要するに」というの言葉は、僕が嫌いな言葉のひとつです。
理由はぜんぜん要約していなくて、話しが長くなるだけの場合が多いからです。

 もっと嫌いな言葉は「逆に言うと」です。
これはもう、ほとんどの場合逆になっていなくて、同じことを言い換えているだけです。「要するに」ちょっとかっこつけて、人と違う意見を持っていると演出するための言葉です。

「要するに、何だい?」
「店長は過去を見ていて、K君は未来を見ている。K君は若くて、店長は『お年寄り』だってことです」
「何だって!」
「まあまあ、これは心理テストみたいなものですから。そういう場合が多いというだけで、店長とK君にそのまま当てはまるとは限らないですから」
「それにしちゃあ、質問の誘導にずいぶんと悪意が感じられるけど?」
「そうですか、だとしたら誤解です。全然そんなつもりはありません」

 僕は不承不承、納得したふりをして、思考を切り替えました。
はたしてYさんはどうするだろう、八木さんのいうように単純に、年令の問題で判断はできないという気がしました。

 60につづく
 01はこちら

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