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2009年2月 9日 (月)

花火の夜の物語 57

 花火の夜の物語 56からつづく
「言い忘れましたけど、お母さんからは日が暮れると危ないから、30分で戻ってくるように言われています。往復の時間を考えれば、迷っている時間はほとんどありません」
「八木君、それは意地悪すぎるよ」
「現実の話しではないですから、いいんです。それに人生なんてそんなもんでしょう」

 自分より10才程も若い人間に、

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 人生を語られるとは心外ですが、我慢しました。

「そういう話しなら、一番最初においしそうだと思った物があった時点でそれを買うよ」「次のお店に、もっと良いものがあるかもしれないのに? 他のお店は見てみたくないんですか」
「だって、ひとつ前には戻れないんだろう? だったらこれで満足だと思う物があった時点でそれに決めて、他のお店は見ずに帰ってくる。もし次のお店に行って前の物にしておけば良かったと後悔するのは嫌だから」

「ふーん」八木さんは怪しい笑みを浮かべて、僕の顔をじっと見つめました。
「ずいぶんと思い切りのいいことですけど…… それで店長、失敗したことはないんですか?」
「あのお、これはたとえ話のはずだったと思うけど……」

「まあいいです、店長の意外な一面が明らかになったところで、K君? 君は今の話しを聞いてどう思った?」

 58につづく
 01はこちら

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