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2009年1月30日 (金)

Yahoo!ゆうパックのこと Ⅱ

「その伝票には、オークションの品名がそのまま記載されていたんです」
 新城さんは、まるで自分ことのように得々と話していました。
横で高木さんが苦い顔をしているのには、お構いなしです。
秘密は打ち明けてしまったら、もはや秘密ではないということでしょうか。

「それって、ひどいことなの?」

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「だって、そのオークションには『今まで何をやってもダメだった人に』ていうタイトルが本の名前の前に付いていたんですよ」
当事者である高木さんが、涙目で訴えました。
「そして、それを受け取ったのは、旦那さんです」
再び新城さんが口をはさみました。

「夫婦の間でも知られたくない秘密はあるんです。品名は『書籍』で十分じゃないですか!」
「まあそうかもしれないけれど、でも逆に決心が付いたんじゃないですか」
そう言って僕は高木さんをなぐさめました。

「ダイエットていうのは、誰にも知られずに始めて、『最近やせたんじゃない?』ていわれるのが醍醐味なんです」
高木さんは、そう言いきりました。
「ふーん、そんなものかなあ……」
「そういうものです」

 その日の夜、僕は仕事が終わった後、遅い夕食を休憩室で取っていました。
横に安野君が来たので、僕は高木さんの事を話しました。
「何でそんなに詳しく品名を書いたんだろうな? ひょっとして嫌がらせか?」
安野君は手に持ったコーヒーのカップをテーブルに置くと、手を左右に振りました。
「違いますよ店長。それってYahoo!ゆうパックで送られてきたんですよね」
「そう言っていたけど……」
「Yahoo!ゆうパックで送ると、品名のところにはオークション名がそのまま転記されるんです。別に嫌がらせじゃないと思いますよ。そういう仕様です」
「そうなんだ」
「だから、ちょっとやばいものを落札したときは、家族と一緒に住んでいると悲劇もあり得ます。高木さんの話は人事じゃないですよ」
そういって安野君は自分の言葉にうなずきました。

「って安野君。『やばいもの』って、何よ?」
「いやあ、それは…… あんなものとか、こんなものとか…… ムニャムニャ……」
安野君はそれ以上詳しいことは言ってくれませんでしたが、Yahoo!ゆうパックについてはもう少し詳しいことを教えてくれました。

 安野君によると落札商品のページから「Yahoo!ゆうパックを利用する」とした場合、品名の欄に自動的にオークション名が入力されるそうです。

 しかし他のオークションページ(落札ページからではなくということ)からYahoo!ゆうパックにて利用するを選択すると、自分で中身を書く部分が出てくるので自分で品名を指定できるようです。
安野君は、自分で送るときはいつもそうしていると言っていました。
逆に落札した場合は、出品者にその旨連絡して、対処してもらうそうです。

しかし、安野君。
いったい君は、どんなものを落札しているんだい?

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