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2009年1月 5日 (月)

花火の夜の物語 46

 花火の夜の物語 45からつづく
 募集しているなら後日面接に来ますということだったので、僕は翌日なら空いていると答えました。
面接の予定は翌日の午後5時ということに決まり、Yさんは帰って行きました。
帰り際に横で黙って見ていた、Yさんのお父さんらしき人が僕に軽く頭を下げて言いました。

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「よろしくお願いします」

 高校生のアルバイトを採用するときは事前に保護者の承諾を取るのですが、Yさんのように面接をする前から確認が取れたことは初めてでした。

 ファミレスのバイトを採用するに当たって、本人以外の家庭の事情とかを訊くことは絶対にありませんが、図らずもYさんのご両親と挨拶をすることになった僕は好印象を受けました。
正直に言うと、その時点で採用する気十分でした。

「覚えているよ。確かレジでバイトさせて下さいって言ったんだったよね」
「そうです。私が受けて、店長を呼びに行ったんです。で、Yさんと会ったとき、どう思いましたか?」

 まさか、「可愛い子だなあ」と思ったなんて言えないので、僕は口ごもってしまいました。
そんな僕を見て八木さんは、心の中を見透かすように言いました。
「あの時、面接する前から採用するって決めてたでしょう」

 47につづく
 01はこちら

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