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2008年12月22日 (月)

キーパーのいないゴール Ⅱ

Ⅰからつづく
 夏になり授業はゲーム形式になりました。
ゲームはゴールの間隔を少し狭くして、小さめのフィールドで1チーム6人で行われました。
この1チーム6人というのが先生の策略だったのです。
何も知らない僕たちは、重いゴールをみんなで持ち上げて移動しながら、「これで楽になる」と思っていました。

 チームは合計6チームとなり、

 その6チームで総当たり戦をするのです。
一回の授業で3試合行われました。
試合時間は20分で、自分達が試合をしていないときは見学することになっていました。

 ということは実質20分間しか動かなくていいわけです。
みんな、大喜びでした。

 しかしルールの詳細が発表されるにつれて、雲行きは怪しくなっていきました。

 ローカルルール 1
1チームは6人。ポジションは、フォワード3人、ディフェンダー3人とし、ゴールキーパーは置かない。

 ローカルルール 2
試合時間は20分。10分たったら、フォワードとディフェンダーを入れ替える。

 ローカルルール 3
ボールをキープしていいのは、トラップを除いて3タッチ、もしくは5秒間。オーバーすれば反則。

 もはやサッカーではありません……

 やってみて分かりましたが、このルールだと、たとえ20分でも消費する体力は甚大です。

 まずキーパーがいないので、ディフェンダーは最後までボールを追っかけなくてはなりません。
フィールドが多少狭くなっているとはいえ、これはきついです。

 フォワードもボールキープに制限があるので時間稼ぎができず、常に動き続けることになります。
3人のうち、常に2人はボール蹴るか、パスを受けているわけですから。
正確なキックができればパスがとおるのですが、悲しいかなそうはいきません。
パスが乱れれば走らなければなりません。

 ボールがタッチラインかゴールラインを割れば少しの間休めるのですが、これは相手チームから非常に嫌われます。
時にはフィールドの外に果てしなく転がっていくボールを拾いに行かなくてはならないからです。

 結局20分間休み無く走り続けることになります。
季節は秋になろうとしていましたが、僕たちは20分の試合が終わると汗だくになって、またしてもグラウンドに倒れ込むことになりました。

 大の字になって朦朧とする目で空を見上げながら思ったことは、「基礎練習の方がましだった」ということです。

 総当たり戦は全部で15試合。
一回に3試合ずつで、計5週間にわたってそれが続きました。

 今でもサッカーの試合を観戦している時、後半になって疲労困憊の選手のようすを見ると、あの頃のことを思い出します。

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