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2008年12月21日 (日)

キーパーのいないゴール Ⅰ

 今日は速攻で店から帰ってきました。
「FIFAクラブワールドカップ決勝」を見るためです。
帰り着いたときにはすでに番組は始まっていましたが、キックオフには間に合いました。

 僕自身はサッカーというと、大学の一年生の時に取った授業がサッカーだったぐらいで、ほとんど経験がありません。

 そんなわけでJリーグが始まるまでは、

 ルールにも詳しくなく、オフサイドも意味がよく分かっていませんでした。
大学で単位をくれた先生に申し訳ないくらいです。
授業そのものは基礎練習が多く試合形式の授業はあまりありませんでしたから、それでも何とかなったのです。

 春先から数ヶ月そういう練習が続き、後半になってミニゲームのようなものをやりましたが、正直オフサイドもへったくれもなかったのです。
ほとんどが僕と同じような素人ばかりだったので、ルールを正確に適用していてはゲームが成立しなかったのです。
審判をやっていた先生は、内心苦笑していたことでしょう。

 最初の頃は50mダッシュを、30本ぐらいやらされてヘロヘロになっていました。
本気で走らないと怒られるので、浪人生活でなまった体には、それはとんでもなく苦しいものでした。
途中でやめたら、10点マイナスなどといわれて、みんな単位ほしさに死ぬ思いでがんばりました。

 それでも何人かは脱落者が出ました。
彼らはその時点で「A」は取れないことが決定してしまいました。
授業はその後も夏まで、キソ、キソ、ひたすら基礎練習です。

 僕を含め大半の人間がサッカーを選択したのを後悔していました。
付属高校から上がってきた連中は、授業の情報を先輩から仕入れているので、ほとんどサッカーの授業は選択していませんでした。
僕はその時、情報収集の大切さを身にしみて体得しました。

 教養科目はそれなりに情報を調べて楽に学生生活を謳歌できるように慎重に選択しました。
しかし、体育はどれも同じだろうと、たかをくくっていたのが地獄の始まりでした。

 熱さでかげろうの立ち上るグラウンドにへたり込みながら、「スキー」にしておけばよかったと、芝生に額をこすりつけて悔やみました。

 頭の中ではもう一人の僕が、白銀の世界で雪煙を巻き上げながらスキーをしていました。
(といってもその時点で僕は、スキーの経験はなかったんですけど……)

 Ⅱにつづく

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