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2008年11月21日 (金)

カンガルー・デリバティブ

 今年は外食関係のニュースでいろいろと、憂鬱になることがたくさんありました。
そして、10月にメラミン入りのピザの件で問題を起こした「サイゼリヤ」に、また不幸が訪れたようです。

「サイゼリヤ、デリバティブで140億円評価損 円急伸で」  asahi.com

  ということで、09年8月期の連結最終損益が赤字に転落する可能性もあるそうです……
(まだ始まったばかりなのに、お気の毒です)
正垣泰彦社長は記者会見で「これほどの豪ドル下落は想定外だった。株主などに申し訳ない」と謝罪したそうです。

 売上高829億円のサイゼリヤにとって、この損失が確定すれば、

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 それは非常に重い数字になると思われます。(08年8月期のデータ)
今後の出店計画に、影響は無いのでしょうか?

 このニュースを知って僕は10月のピザ事件の時のサイゼリヤの会見を思い出しました。
あの時の初期対応は、自社の責任を認める姿勢に潔さがなく残念に感じました。

 これだけ同様の事件が相次いで起こり、その対応しだいでその後の印象に大変な差が出るということは経営陣として分かっているはずなのにと思ったのです。

 どこから仕入れたものでも、最終的に消費者に対して責任を負うのは販売者です。
消費者が直接「取引」するのは販売者だからです。

 サイゼリヤの件に関していえば、消費者に対する責任は全てサイゼリヤが負い、それによって損失があれば、あらためて中国側に損害賠償を求めるのが筋でしょう。

 しかしそのような裏の話しは消費者に関係がないことであり、最初の会見時に、ことさらに主張するべきことではなかったと思います。
僕には言い訳にしか聞こえませんでした。

 しかし今にして思えば、この時期はちょうど損失が拡大していった時期だと思われます。
何となく会見時の様子が、心ここにあらずだと感じたのは、このせいだったのかもしれません。

 レシート無しでも返金するとした姿勢には、その太っ腹に感心しましたが、実際にピザの返金に要した金額は1000万円で、想定した8000万円を大きく下回ったそうです。

 しかし、今回のデリバティブによる損失140億円に比べれば微々たるものですね。

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