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2008年10月31日 (金)

花火の夜の物語 21

 花火の夜の物語 20からつづく
 そんな話しを八木さんから聞いて、僕はK君とYさんのことが気にはなっていました。
かといって僕の出る幕はないし、口を差し挟むこともできずにいる間に、すぐ土曜がやって来ました。
その日の入客は前の週とは、打って変わって非常に寂しいものでした。

 土曜日の僕のシフトは21時上がりだったので、Yさんたちが花火を見ている時間は働いていました。

「今頃彼らは、花火のクライマックスを見ているんでしょうね」
僕の横で八木さんがぼそりとつぶやきました。

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「うん……」
八木さんが横目で、こちらに視線を寄こす気配がしたので、そそくさと僕は彼女の前から逃げ出しました。
何で僕がこそこそしなくちゃいけないんだ、腹立たしい……、と思いましたがしかたがありません。
「K君は何をしているんだろう?」そんな言葉が頭に浮かびました。

 翌週になって、僕の耳にいろいろな話しが入ってきました。
主な情報源はYさんと同級の篠原さんと、「リーダー八木」です。
聞きもしないのに事細かにその日の出来事を報告してくれました。

 その日は予定通り、高校生カップル二組と、YさんとS君の、6人で車に乗って出かけたそうです。
車内では意外に話も弾み、助手席に座ったYさんも楽しそうにしていたらしいです。
S君のことは、言うまでもないでしょう。

 会場に着くと高校生カップルが、せっかくだからここでバラバラになって終わる頃にまた合流しようと言いだし、必然的にYさんとS君のペアができたということです。
その後はそれぞれ別の場所にいたので、YさんとS君がどうしたのかは分かりません。
YさんとS君自身は、その日のことについては誰にも何もいっていないからです。

 しかし、合流場所に来たYさんとS君は腕を組んでいたそうです。

 22につづく
 01はこちら

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