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2008年10月24日 (金)

花火の夜の物語 17

 花火の夜の物語 16からつづく
「どうかなって、店長が決めたことなら別にどんなシフトでもいいですけど」
「いや、そんな意味じゃなくって、ベストの組み合わせで望みたいから君の意見をきいているんだけど」
八木さんも鼻っ柱が強いのでへたな人間と組ませると「私ひとりの方が速い」などと言いかねません。

「そういうことなら…… たぶん私のスピードについてこれるのはYさんだけだと思います。だからつけてくれるなら彼女がいいです」

「おーっと、なんて気の強いやつだ」と思いましたが、そんな事はおくびにも出さず、

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「じゃ、それで行くから準備よろしく。後はYさんと相談してやりやすいようにレイアウトしてくれていいから」
と言い残して彼女の前から去りました。

 デザートの作成がスムーズに進むように一部の備品を移動して、彼女たちが普段の二倍のスペースを使えるように事前に準備していました。
後は実際に作業を担当する二人に好きなようにしてもらうのが一番です。

 僕の心配をよそに、2人のチームワークはすばらしく、流れるようにデザートオーダーをこなしていました。
上がるときのYさんの表情に充実感が感じられたのは、決して店長としての勝手な思い込みではなかったと信じています。

 一方、K君はシフトに入っていなかったので、その時間何をしていたのかは分かりませんが、さびしい時間を過ごしていたのは間違いありません。

 それから一週間がたち、次の週末が近づいた金曜日。
僕の耳に信じられない噂が流れてきました。
PART 1から読んでくれている方も、もうお忘れでしょうが、ここでやっとS君が再び登場します。
夏休みだけ帰省している実家に近いうちの店で、ヘルプとして働いてくれていたS君です。

僕が聞いた噂とは、明日の土曜日に隣の市で開催される花火大会を、YさんとS君が一緒に見に行くというものでした。

 18につづく
 01はこちら

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