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2008年10月19日 (日)

花火の夜の物語 13

 花火の夜の物語 12からつづく
 基本的に今回のことは、K君とSさんの間の話しで僕に責任は無いのですが、成り行き上寝覚めが悪い思いでした。

 ランチタイムが終わって遅い昼食を取っていると、時間は14時を廻りディナーのメンバーが次々と出勤してきました。

 急なシフト交代で働くことになったYさんも、

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 ほどなく姿を現しました。

 Yさんはいつもとまったく変わりない様子で、おはようございまーすと言って僕の前を通り過ぎロッカールームに向かいました。
ひょっとして僕が余計なことを言ってしまったことを、Yさんは知らないのかもしれないと思いました。

 しかしいずれは知れることなので、自分の方から白状しておいた方がいいと思いロッカールームから出てきたYさんを呼び止めました。

「いやあ、申し訳ない……」
僕がそう言うと、Yさんは怪訝そうな顔でこちらを見て「あのことか」という表情を見せました。
やはり知っていたようでした。
それはそうです……
知らないわけがない。

「関係ないですよ、店長。確かに何で私じゃなくTさんの方に文句を言いに行ったのかっていうのがケンカの始まりでしたけど……」
新しく着替えたユニフォームの胸にネームプレートをつけながらYさんは言いました。
「でも、Tさんの所に行かなくたって結局K君は、私の所に来るわけででしょう。だったら結果は同じですから」
「そうはいっても最初から、もめることはなかったんじゃないの?」
「同じことですよ」
そう言ったYさんの表情には、暗いところがまったくありませんでした。

 14につづく
 01はこちら

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