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2008年10月17日 (金)

花火の夜の物語 11

 花火の夜の物語 10からつづく
 そのときホールの高校生が八木さんの所へトレイを持ったまま、近づいてきました。
「八木さん。食事の順番はどうしますか?」
「そうね、笠原と相原を最初に入れておいて。後はわたしがホールに出てから決めるから」
 「わっかりました」と明るい声を出して、その高校生アルバイトはホールに帰っていきました。
さすがは八木さん、すでにシフトのメンバーが頭に入っているようでした。

 僕は八木さんが続きを話してくれるのを待ちましたが、

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 さっきまでのことは無かったように、素知らぬふりをしています。
こっちから聞くのはしゃくでしたが、しびれを切らして彼女に僕の方から声をかけました。

「知っているんなら、もったいぶらずに教えてくれよ」
「知っているような、知らないような……」
「おい!」
「しかたがない、わたしが聞いた範囲で教えますよ」

「店長と話しをした後、K君はTさんに電話をしました。でも、そんな事をしたってTさんはこまります」
「……」
「それで困ったTさんはYさんに事の次第をメールしました。怒ったYさんはK君に電話をしました」
僕の思った通りのマズイ展開になったようです。
その後、二人は店の駐車場で会うことになり、直接話しをしたようです。

「21時に出勤してきた加藤君によると、二人は大げんかをしていたらしいです」
「最悪だな……」
「そして、二人は駐車場で別れました」
「何だって」
「時間も遅いので、それぞれの家に帰ったという意味です」
八木さんは完全に僕の反応を楽しんでいるようでした。

 12につづく
  01はこちら

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