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2008年9月 2日 (火)

八月のロシアンルーレット 「iPhone 2.0.2アップデート」 PART 8

 PART 7からつづく
 二人の出した答えは、一度復元を試させてほしいというものでした。
まあそのくらいは当然だと僕は思いました。
実質彼女たちがやったことといえば、iPhoneの画面をながめたことと、リセットを試しただけですから。

 「おねえさん」は僕に、データが消えてしまうがかまわないかと聞きました。
消えるも何も、そもそもデータが吹っ飛んだから現状を回復したいわけで、こちらとしては全然異論はありません。

 「おねえさん」は僕のiPhoneをカウンターの下から伸びているケーブルにつなぎました。
ケーブルの先に何があるのか僕からは陰になって見えませんでしたが、おそらく普通のノートパソコンだと思います。

 「おねさん」は真剣なまなざしで、

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 ディスプレイ(たぶん……)を、見つめていましたが、やがて顔を上げて言いました。

「時間が30分ぐらいかかるので、申し訳ありませんがそれまでお待ち下さい。何か他に予定があればしばらくしてからまた来店されてもかまいません」

 30分ってそんなにかかるかなあ、と思いましたが、ただ待っていても仕方がないので近くにある本屋に行くことにしました。
ショップを出てからガラス越しにカウンターの方を振り返ると、二人してパソコンの画面をのぞきこんでいるようすでした。

「ふっ、そんなことでうまくいくなら苦労はしないぜ。僕がいったい何時間復元作業についやしたと思っているんだ。ぜったい、ムリムリ」
そう心の中でつぶやいて、車に向かいました。

 故障の原因がiPhoneかどうかは別として、その場での復元作業がうまくいかないことを僕は確信していました。
後はそれをソフトバンクが、どう判断するかです。

 予定にしていなかった本屋に寄ることになり、数冊の本を購入して散財し、経済的被害を拡大させた僕は、30分後にソフトバンクに戻りました。

 しかし、はたしてソフトバンクはこれを「故障」だと判断してくれるだろうか?
出勤時間も近づいていたし、あまり時間はかけたくありませんでした。
変にもめても、そこは店の近くで、目の前にいる人はいつ自分の店のお客様になってくれるか分からない人間です。

 主張することは主張するけれど、あまり突っぱらないようにしようと決めて、僕はソフトバンクのガラスドアを押しました。

 そこには先ほどの「おねえさん」が、にこにこしながら僕を待っていました。
おやっ、何かおかしいぞ……

「お客様、よかったですね。ちゃんと動くようになりましたよ」

 ……って、そんなばかな、ありえないっ!
魔法でも使ったのか?

 PART 9につづく

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