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2008年7月31日 (木)

ファミレス絵日記帳

 ここのところ、早朝の出勤が続いています。
深夜を夏休みに入った大学生に任せられるので、副店長を12-21時に回し、自分のスケジュールを06-15時にしたためです。

 6時に出勤して、まず店舗日誌をさっと読んで緊急事項が無ければ食材のチェックをします。
納品量を見て、不足するものがないか調べて、もしあればすぐに近隣店舗から借りる手配をします。

 なるべく自由に動けて、車が混み出す前に食材の移動を済ませてしまうためです。
欠品しそうな食材がなければ、

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 前日の店舗日誌を細かくチェックします。
店舗日誌には、前日の入客、売上状況などの数字が、シフト責任者のコメントとともに記してあります。

 コメント欄は、普段会わない従業員もいる関係上、店長にとっては貴重な情報源です。
シフト責任者の中には、

「今日は19時頃から入客が始まるが満席にはならず、21時には落ち着いた。その後23時に団体の入客があり満席になるが、1回転のみ。一気に入ったため料理遅れる。メニューは○○がよく出る。特に問題なし」
 (某日の店舗日誌より転記。原文ママ)

 などと、まるで小学生の絵日記の文章のような、内容のないコメントを残す人もいます。
これは店長としては困ったことです。
大学生のリーダーならいざ知らず、社員でもこういう人はいます。

 入客の状況やメニューの出筋などは、時間あたりの細かい分析がPOSデータから読み取れるので、そんな情報は重要ではないのです。
19時に入客が始まり、21時に落ち着くのは普通のことであり、特に書き込んでもらう必要もありません。
単に空欄をうめるためのコメントです。

 入客に関していえば、団体が入ったことは興味があります。
しかしこれも具体的な人数、ドリンクなのか軽食なのか、しっかり食事をしたのか?
そういうことが書いていないと、価値がないです。

 今後も定期的に来店する可能性があるかということも重要です。
近隣で何かイベントが開かれていて、今後も毎週開催されるというような事実でもあれば、増員も検討しなければなりません。

 必要があればイベント当日、自分がシフトに入ってグループのリーダーに対して今後も利用してもらえるように営業します。
今の時代、料理とサービスの質を上げるだけで獲得できるお客さんは、年々少なくなっています。
一定のレベルの料理とサービスを提供することは店長の重要な仕事ですが、残念なことにそれだけでは確実に入客は減っていきます。
ファミレスに行こうとする人間の数が減っていますから、限られたパイの食い合いなのです……

 コメントの話しに戻ります。
上の例でいえば、満席にならなかったのならば、その間にやったことを書いて欲しいのです。
例えば、教育をしたこととか、特に清掃したところとか……
あるいはオペレーション上の問題点とか……
往々にしてこういう人間は、時間に流されて特に記すようなことはやっていないというのが実際のところだと思いますが。

 コメントの内容が貧弱な人間に対して僕は、入客数やメニューに関することを書くことを禁止します。(社員に対してだけです。アルバイトさんに、そこまでは要求しません。内容を変えてくれるようにお願いするだけです)
そうすると、その人間は書くことが無くなって困ります。

 コメントの記載は義務づけられているので、何か書かなくてはなりません。
そこにかけるようなことを、何か見つけなくてはならなくなります

 ちょっと賢い人間ならそれで、店舗のオペレーション以外に何を求められているのか分かってくれます。

 とえらそうなことを書きましたが、昔の僕がまさに上に引用したようなコメントを書く人間でした。
「店内が満席になって、人員不足だったところを何とかしのいだ」
というようなコメントをよく書いたような記憶があります。
そこには「自分の力で乗り切った」との自慢が言外に含まれています。(生意気なやつです……)

 しかし店長にしてみればそんなことは、
「ああそう、ご苦労様」てなもんです。
具体的に、何か工夫したことでも書いてあれば別ですけど、そういうことはありませんでした。
単なる感想文です……
(たいていは、気合いと、その場の機転で乗り切っただけなので説明できない)

 当時の僕は限られた人員で、いかに店舗を回転させるかに全存在をかけていました。

 自分がいる時間は何があっても大丈夫と自負していました。
事実、僕が入っていないシフトでは混乱することも多かったのです。

 「俺がいないと店は回らないな」
と本気で考えていました。(つくづく大馬鹿者です。書いていて嫌になりました)

 社員が、それではだめなのは当然です。
自分がいなければ店は回らないというのは、逆に言えばそれ以外は乱れているということです。

 シフトは違ったって、同じ店の中の出来事です。
自分のシフトだけ回ってればいいという訳はありません。
しかし当時の僕は、
「この店で一番がんばっているのは自分だ」
と思っていたので、他の人間がだらしないと思っていました。
「何とかしろよ」ということですね。(やれやれ……)

 実はそのときに当時の店長から、入客に関するコメントを書くことを禁じられたのです。
僕は残念ながらそれほど賢くはなかったので、気づくのに相当な時間がかかりました。
その後、はっきりと、
「君は社員としての仕事をしていない。ただの優秀なリーダーだ。これじゃ店長になれないよ」
と言われました。

 今思い出しても痛いです。
僕のこれまでの人生の中でも、
「心に痛い、ベストテン」に余裕でランクインします。

 というわけで今、ある人間に対して「コメントの制限」をするかどうか迷っています。

自分で気づかせるなんて悠長なことを言っていないで、はっきりいった方がいいですかね……

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