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2008年5月 4日 (日)

モノレールの漂泊者 PART 24

 PART 1はこちらです
 200万円ものお金を、いったいどこで何に使ったのか?
不思議と言えば不思議な話しです。

 うちの店に来てからは一歩も外に出ていませんから、店内で誰かに会ったのでなければ、

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 家出当日地元で過ごした一夜と、翌日の昼に店に来るまで、そしてあの日店を出てからモノレールの駅で倒れるまでのどこかで使ったか、何らかの理由で無くなったのです。

 店内での、紛失、盗難等があったのであればうちの店も関係してきますが、もしそうであったとしても責任があることはないでしょう。

「いずれにしても、うちの店は無関係ですよ、使ったのであれ、無くなったのであれ……」
僕はそう言ってお巡りさんに、それ以上の話しを拒絶する視線を投げかけました。
「いや、いいんです。私も正式に調べているわけではないですし、そんな権限もありません。ただ、たまたま彼女の地元が私の生まれ育った場所でもあるというだけなんです。実は彼女のおじいさんは地元では結構名の通った会社を経営していますので」
彼はそれだけ言うと、時間を取らせてしまって申し訳なかったと詫びて店を後にしていきました。

「それで、その後は警察から連絡とか無いんですか?」
話しを聞き終わった中田さんが、興味津々の目で僕を見つめました。
「いや、それっきりだよ」
「なあんだ、それじゃ結局なんにも分かってないんじゃないですか……」
彼女は不服そうに口をとがらせました。
そんなことをいわれても僕は困ってしまいます。
「だから最初から、たいしたことは知らないっていったじゃないか。聞きたいっていったのは中田君だろ」「そりゃそうですけど」
そのやりとりを黙って聞いていた相田君が何か思い出したように口を開きました。
「それってあれじゃないですかね……」
「なんだい? あれって」
僕と中田さんは相田君の方を見ました。

 モノレールの漂泊者 PART 25につづく

 PS
長らく放置しておりますが、近々続きをアップする予定です。
                            20090131

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