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2008年3月22日 (土)

時をかける「カンタン刑」

 先日久しぶりに本屋に行きました。
最近は情報はネットで収集し、実際に購入するのはアマゾンかセブンアンドアイです。
どちらを選ぶかはその時しだいです。

 昼間は不在がちで宅配便が受け取れないことがある僕にとって、セブンアンドアイは仕事帰りにセブンイレブンで受け取れるので便利です。

 しかし、アマゾンの方が品揃えが多くて、品物が届くのは早いです。
セブンアンドアイの方は、

 流通上の問題なのか、同じ品物でも日数がかかるようです。

 配送費の点ではセブンアンドアイの方はセブンイレブン受け取りならタダ、アマゾンは1500円以上なら送料がゼロになります。

 アマゾンだとすぐに欲しい本があると送料をタダにするため、そんなに急いで欲しくない本までついついまとめ買いしてしまいます。

 そういう意味ではアマゾンの1500円以上で送料無料というのは、なかなか絶妙な設定だと思います。
これが2000円以上とかだと、本当に欲しい本がまとまるまで注文を我慢します。
しかし1500円だと、欲しい本にあと一冊何でもいいから注文するとタダなので思わず発注ボタンをクリックしてしまいます。(たいていは、3、4冊注文してしまいます。まさにアマゾンの思うつぼです)

 さて久しぶりに行った本屋でなつかしい本を見つけました。
時が戻ったような気がしました……

「カンタン刑」式貴史 です。

 古い本なのでとっくに絶版になっていたと思うのですが、光文社文庫に収録されて復刊していました。
著者の式貴史氏は当時一部のSFファンの間では大変に人気がありました。
僕にとっては筒井康隆氏と並んで記憶に残っている作家です。
(筒井康隆氏は現役ですが、すでに式貴史氏は他界されています)
二人にはどことなく共通点があるような気がしていました。

 式氏は、千葉大医学部から早稲田大学文学部に編入、劇画村塾を経て作家デビューという異色の存在です。
劇画村塾時代の同期生には、高橋留美子、工藤かずや、狩撫麻礼、菊地秀行とそうそうたるメンバーがいます。

 ネタバレになるといけないので、セブンアンドアイの紹介ページの説明を引用します。

「八人を惨殺した残酷非道な殺人鬼が、判決を聞き、恐怖のあまり言葉を失った。死刑よりも遙かに重い刑罰「カンタン刑」とは? 」

 死刑より恐ろしい刑ってなんだろう?
殺人鬼が「せめて死刑にしてくれ」と泣き叫ぶような極刑とは何?

 これを読んでそう思った方は、買って損はないと思います。
十分楽しい時間を過ごせると思います。

 逆にこの紹介文に嫌悪感を抱く人は絶対に買わないで下さい。
おそらく想像した以上の不快感を感じてしまうでしょう。

 とにかく一般的ではないかもしれませんが、ある種突き抜けた本であることに間違いはありません。
その突き抜け方が、ツボにはまった人にとっては二度と忘れられない作品になることは確実だと思います。

 今僕の本棚にある式貴史氏の本は

「カンタン刑」
「イースター菌」
「連想トンネル」
「吸魂鬼」

 の四冊です。

 現在では今回復刊された「カンタン刑」を除いては絶版になっており、入手するには古書を探すしかありません。(ブックオフにはあまり置いてませんが、アマゾンなら数は少ないけれど入手可能なようです)

 できることなら、この「カンタン刑」が売れて、他の短編集も復刊されることを強く望みます。

 絶対に面白いので、買ってみてください。
この本が売れれば、他の本も復刊されるかもしれませんから……

PS
 筒井康隆と共通点があると聞いて「時をかける少女」とか「富豪刑事」は想像しないで下さい。
あれを想像すると期待を裏切られます。

 「パプリカ」でも、まだ足りません。
「変なもの」「特殊なもの」「極端なもの」が好きな人。
○ロ と ○ロ に関するものでも平気な人向けです。

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