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2008年2月17日 (日)

モノレールの漂泊者 PART 4

 PART 1 はこちらです
 次の日僕が出勤してきたときには、まだそのお客さんは前の日に座っていたのと同じ席に、かわらず座っていました。
そこだけ時間が止まっているようでした。

 僕が、しばしの間ぼんやりと見ていると、ランチタイムのシフトリーダーが僕の方に近づいてきて言いました。
「マネージャー、今日の夜閉店があることは、昨日伝えてくれたんですよね?」
「うん、そうだけど。どうするつもりかなあ」

 そのお客さんは18時過ぎに、

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 いつも通りに夕食を注文しました。
オーダーしたのは、パスタとドリンクでした。
これで今日の食事は終わりで、明日までこのまま座っているだけなのですが、今日は閉店があります。

 前の日は家に帰ってから天気予報を見たのですが、 降雪があるかもしれないということでした。

 日付が変わり、だんだんとお客さんの数が減ってきました。
あと2時間で閉店となりました。

 入り口には清掃作業により2時から5時まる閉店があることが掲示されています。
常連のお客さんはそのことを知っているので、その日は顔を見せませんでした。
別に2時以降も店にいるつもりはなくても、閉店があるとなると何となく落ち着かないのだと以前お客さんから聞いたことがありました。

 天気は予報通り雪となり、10時頃からうっすらとアスファルトの表面が白くなり始めていました。
店の前の道路を走る車も、スリップをおそれて普段よりスピードを落としていました。
いつもはこの時間になると、仮にねずみ取りをやっていれば、ぼろぼろと捕まるのではないかという状態なのですが……

 その時間になると入店するお客さんには、閉店することをお断りします。
閉店があることを知ってそのまま駐車場に引き返す方もいらっしゃいます。
大半の方は、それでかまわないといって入店されますが。

 午前1時を過ぎて駐車場に立った高いポールの上に付いている看板の電気を落としました。
駐車場の入り口を示すサインの照明も消されます。
店内では、その時点で在席されている方に再度、あと1時間で閉店になることを伝えます。
多くのお客さんは、そこで帰られます。

 そこからは新規の入店は基本的にお断りします。
めったにありませんがトラブルが起こるとすればその時です。

「24時間だと思って、遠くから車で来たのに何で閉店するんだ」
と言われたりします。

 あるときは、
「閉店があるなら、24時間、年中無休の看板を下ろせ」
などと言われとこともあります。

 今はほとんどそんな心配はありませんが……

 モノレールの漂泊者 PART 5につづく

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コメント

恐れ入ります。
宝島社発行の『月刊宝島』という雑誌で記者をしております星野と申します。
ただいま『月刊宝島』では、街角の景気動向調査のような企画を進めておりまして、その中で外食産業についても取材をしたいと思っております。
ファミリーレストランの景気動向について、お話をお伺いできないでしょうか。
お電話で15分程度で構いません。
よろしくご検討をお願いいたします。

投稿: 星野陽平 | 2008年8月 4日 (月) 16:48

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