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2008年1月27日 (日)

山田正紀とSFの血脈

 昨日は音楽のことを書きましたが、最近昔の小説を読みたくなることがあります。
中学生の頃読んだSF小説が無性になつかしくなるのです。
大学に入るまでは自分で買った本は全て取ってありました。
しかし、上京して一人暮らしが始まり、さすがに大量の本を持って行くスペースが無かったので実家に置いてきました。

 いつか引き取ると言っている間に数年が経ち、とうとう処分されてしまいました。
もしそのまま取ってあれば、思い返したときにパラパラと拾い読みもできるのですが、すでに手元にないものは仕方がありません。

 先日手に入れたのは、山田正紀という作家の本でした。
山田正紀は、「神狩り」という小説で、

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 デビューした作家で、最近その続編「神狩り2 リッパー」を出されたというのを知って、また読みたくなりました。

 ネットで調べているうちにあれもこれもと欲しくなり、気づいたときにはポチポチとクリックしまくりで、9冊も買ってしまいました。
買ったのは、

神狩り
神狩り2 リッパー
弥勒戦争
火神を盗め
襲撃のメロディ
謀殺のチェス・ゲーム
神々の埋葬
24時間の男
謀殺の翼747

 ですが、上の4冊を除いてはすでに絶版で、新品は手に入りません。

 昔なら地道に古本屋を探すしか手はありませんが、今は便利です。
下の5冊も、アマゾンの「マーケットプレイス」で全国の古書店から簡単に探し出せました。

 山田正紀は当時僕がかなり入れ込んでいた作家で、新作が出るたびに買っていました。

 古さを感じさせないといえば嘘ですが、それほど違和感なく読めました。
(僕がその当時を知っているからかもしれませんが……)

 しかし、社会の情勢が変わってしまって、どうしようもない所もあります。
例えば当時の「悪者」の代表格である「共産主義諸国」が、すでに現代には存在しないことなどです。
つまり敵として誰もが納得し、かつ実態がベールに包まれた謎の組織という、小説家から見れば都合のよい存在が消滅してしまいました。
僕も当時は、「アメリカ」と「ソビエト」は永遠に対立し続けるものだと思っていましたから……

 風俗的なものとしては、やはり「携帯電話」でしょう。
今の人には、時間と場所を正確に決めて待ち合わせしなければ、外で会うこともできなかった状況は想像できないでしょうね。

 どこにいても瞬時に情報を手に入れられる状況はドラマの成立に制約を課していると思います。
逆に情報が多すぎることによる混沌が生まれているのだと思います。
新たなドラマは、そこから生まれるのでしょう。

 今回手に入れた本のうち半分ほどはすでに読了しましたが、面白いです。
すでにあげた点に目をつむれば十分現代でも通用すると思います。
現にその中の一冊は、数年前大ヒットした映画の設定と似ていて、脚本家はこれを参考にしたんではないかと思い真下<ました>。

 今回の9冊はどれも傑作ぞろいで、SFが好きな人にとっては楽しく読めるものだと思います。

 店で働く高校生などにも読書好きはいますが、読んでいるのはどうも「ライトノベル」というジャンルの小説らしいです。
彼らの話を聞くと、結構SFライクな作品も多いようで、すでに絶滅しかけたSFの血脈は、こんなところに生き残っていたのかと少しうれしかったです。

 アルバイトの高校生にも、たまにはライトノベルではなくこういうものを読んでみてはどうかと、今度すすめてみようかな。
なんだったら、僕が貸してあげてもいいから……

 大きなお世話だと思うけど。

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