« 日曜朝6時のリンゴ | トップページ | マクドナルド店長の戦い(東京地裁判決について) Ⅱ »

2008年1月29日 (火)

マクドナルド店長の戦い(東京地裁判決について) Ⅰ

 昨日はうっかりしていましたが、外食産業に従事する人間にとって重要な裁判の判決が言い渡されたようです。

 「マクドナルドが権限のない店長を管理職扱いし、残業代を支払わないのは不当」とした訴訟の判決で、東京地裁は二十八日、「残業代など計約七百五十五万円を支払うよう同社に命じた」

 ということです。

 争点は「店長職」が経営者と一体的で、残業代の支払い義務がない「管理監督者」にあたるかどうかということでした。

 今回東京地裁は、

人気blogランキングへ

 一定の判断を下しました。

 注意しなければならないのは、この判決が即、待遇改善にはつながらないということです。
つまり、全ての店長が管理職ではないという判断をしたのではなく、今回の訴えを起こした高野さんのケースでは「管理職」にあたらなかったと言っているだけなのです。

 マクドナルドは控訴するでしょうから、まだ確定はしていないわけですが、たとえ確定したとしても、その判決を考慮して待遇を改善するアクションを起こすのは経営者側です。

 判決は「店長」を管理職とすることを強制するものではありません。

 社内の体制として、この程度の権限しか与えていないものを「管理職」とした場合、仮に社員から訴訟を起こされたら負けますよと言っているだけなのです。

 裁判に負けたことを厳粛に受け止め経営者側が社内規程を変えない限り、何も変わらないということなのです。

 マクドナルドの社員の戦いは今後も続くでしょう。

 それでも今回の判決は、業界「最大手」のマクドナルドが負けたということで、大きな意味があります。

 この件に関しては、僕も色々と感じることがあるので、それは次回書きます。

 それにしても困難な戦いの第一歩で、しかも働き続けながら勝利をつかんだ高野さんの勇気には敬服します。

 そのⅡに続く

|

« 日曜朝6時のリンゴ | トップページ | マクドナルド店長の戦い(東京地裁判決について) Ⅱ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/179348/17891523

この記事へのトラックバック一覧です: マクドナルド店長の戦い(東京地裁判決について) Ⅰ:

« 日曜朝6時のリンゴ | トップページ | マクドナルド店長の戦い(東京地裁判決について) Ⅱ »