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2008年1月 7日 (月)

仁義なき戦い PART Ⅱ

 いましも殴り合いのケンカに発展しそうなようすでにらみ合った二人の間に僕は割ってはいりました。
「どうしたんですか?」
あたりをよく見ると、一台の空車スペースの左右から二台の車が同時にその鼻先を滑り込ませようとしていました。
二台の車はお互いに、ぶつかる寸前のところで止まっています。
「なんだてめえ」
一人が僕に向かって叫びます。
「この店の店長です」
「そうか、じゃあいいところへ来た」
こんな場所には来たくなかったんだけどと思いましたが、

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 ここは僕の店です。
そういうわけにはいきません。

 一方の車は国産のセダンで、見たところ車高を下げてあるようでした。
その運転手は相手の顔をにらみながら言いました。

「こいつが、俺が車を入れようとしたらじゃますんだよ。車の前に立ちやがって、危ないんだよ。人が見てなけりゃ、ぶつけてやるところだ」

 もう一方の車は四駆の外車でしたが、そちらは二人いました。
「ざけんな。この場所は、こっちが先にとってあんだよ。後から来たのはお前の方だろ」
「そっちの車は、まだ来てなかっただろうが。先にここに車を止めようとしたのはこっちなんだよ」

 その時店内はほぼ満席で、駐車場も満車の状態でした。
一組お客さんが帰られると、一台分のスペースが空くといった状態でした。
双方の話を聞いてみると、争いの原因が分かりました。

 まず四駆の方の二人組のうち、一人は別の車で先に到着して自分の車は駐車できたようです。
しかしその時、かなり駐車待ちがあったようなのです。
そこで、待ち合わせていたもう一人の車がすぐに駐車できるように、空きスペースで場所取りをしていたのです。

 そこに、セダンの方が車を駐めようと近づき、駐める、駐めさせないで口論になったのです。

「こっちの方が先に来てんだから、仲間の車のために場所を取ったってかまわねえだろ。すぐに来るんだからよう」
 四駆の方の男が吠えます。
「すぐに来るったって、現実に来てないだろ。先に車を入れようとしたのはこっちなんだよ」

 そんな言い争いをしている間にも、何組かのお客さんの車が駐車場を出て行きます。
すんなり譲り合っていれば、とっくに二台とも駐車し、店内に入っている頃です。

 入客には波があるので、一端満車になるとなかなか駐車場が開かないこともあるのですが、そういうときは少し待てば一気に空くものです。

 セダンの運転手が僕に向かって言いました。
「お前、店長だと言ったな。どっちに駐める権利があるんだ? 当然早い者勝ちだよな」
「こっちの方が先だって何度も言ってんだろ」
「車も来てないのに、先もくそもあるか」

 やれやれ、これではいつまで経っても話は平行線です。

 以下、PART Ⅲにつづく

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