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2007年12月 3日 (月)

マクドナルドよ、潔くあれ!

 先日報道されて大きな波紋を呼んでいる日本マクドナルドの日付改ざん事件ですが、マクドナルドの公式ページに、代表取締役会長兼社長兼CEO 原田泳幸氏のメッセージが発表されています。
そのメッセージのタイトルが潔くないと思います。

 タイトルは、
「自主衛生基準を逸脱したフランチャイズ企業1社の処分についての、
 代表取締役会長兼社長兼CEO:原田 泳幸からのメッセージ」

 というものなのですが……

 何か違和感を感じませんか?
僕がひっかかったのは二カ所です。

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 まずフランチャイズ1社という言葉です。
僕がひねくれているのかもしれませんが、悪いのは運営をしたフランチャイズ企業であるという、逃げというか、言い訳というか、何にしても潔くない印象を受けます。
というのも消費者は直営であるかフランチャイズであるかなんて普通は気にしないのであって、マックはマックなんです。
そこに区別はありません。
理由はどうあれ、マクドナルドという商標を使って営業することを許可した以上、責任はマクドナルド本体にもあります。

 商法でも、「名板貸責任」というのがあります。
例えば人気のある料理店が、従業員に同じ名前を使って営業することを許可した場合などに生じます。
万一その新しい店が倒産などをしてしまうとその借金を肩代わりする義務が本店にもあることになるのです。
それくらい商標というものは、重いものです。
マクドナルドの契約がどうなっているかはよく分かりませんが、フランチャイズ企業のやったことはマクドナルドがやったことと同等なのです。

 もう一つは「処分」という言葉です。
この言葉からも悪いのはフランチャイズ企業、というニュアンスが感じられます。
実際、この事件は本社とすれば腹立たしいことでしょう。
処分は具体的には「フランチャイズ契約の即刻契約解除を通告」ということですが、これは当然の処置でしょう。
しかし、このことを表現するのに「処分」という言葉を使うことに一段上に立っているような印象を受けます。
契約解除云々は完全に内部事情であり、消費者には関係がありません。
経営主体が変わってもやることが同じなら結果は変わりません。
大事なのは今後の対策をどうするかです。

 とすると上記のタイトルは、不適切ではないかと思います。
このタイトルから読み取れることは、

「事件を起こしたのはフランチャイズ店である」、ということと、
「契約企業を処分した」、ということだけです。

 今後どうするかということが大事であるのに、それについては触れられていません。
もちろん本文を読めば、事後の調査や対策について詳しく書かれています。
やるべきことは十分にやっているようです。

 だとすればなおさらタイトルには、一番伝えたいことを書くべきでしょう。
このタイトルがマクドナルドの本心を表しているとしたら心配です。
こういう立場をとると、今後万一直営店から同様の事件が発覚したときに言い訳できません。

 無類のマックファンとして心から願います。
今この時間に、不安な心を隠しながら働いているマクドナルド店長がいないことを……

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