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2007年10月 7日 (日)

大人のためのアキバ系講座5 「ひぐらしのなく頃に」とアキバ系の未来

「『ひぐらしのなく頃に』は、最初、コミックマーケットの会場だけで売られていた同人ゲームです。その後人気が出て、いろんなメディアに展開されるようになりました」
僕は黙って安野くんの話を聞いていました。
「今は、アニメの第二期が放送中なんですけど……」
これも二期と言うからには、一期があったんでしょう。
最初に安野くんから聞いた「涼宮ハルヒの憂鬱」と言い、この「ひぐらしのなく頃に」といい、随分ヒット作があるんだなと思いました。
「最近、放送中止になったテレビ局があるんです」
「それはまた、どうして?」
「京都府で18日に起きた、

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少女による斧を使った父親殺害事件のせいです」
「と言うと?」
「アニメの中に、鉈を使った殺害シーンが出てくるので自粛したようです。まあ、結構刺激的なシーンですから、まったく理解できないわけでもないんですけど……」
「そのシーンが引き金になったと言われることを避けたのかな」
「直接、そのアニメが原因になった可能性があると言っているのは少数派ですけど。発売の予定だった関係書籍が発売延期になっています。でも、はっきり言ってまったく関係ありません」

「それなのに、関西ローカルで、『ひぐらしのなく頃に』が関連性があるように放送した番組があるんです。ムーブって言うんですけど」
「君はそれを見たの?」
「ええ、ニコニコに上がってますから」



「刺激的なところがあることは認めますけれど、そんなことを言ったら小説にだって猟奇的な場面が出てくるものは、たくさんありますよね。でも、それは、あんまり問題にならない。マスコミはいまだに、アニメ、マンガ、ゲームを低く見ているんですよ。活字媒体を批判しないのは、あちら側に属するからです」
再び、安野くんの暴走が始まりました。

「でも今,

世界に通用しているのは、アニメとゲームとマンガですよ。他の国は、今のところまねができないからです。日本の小説で、世界的に読まれているものがどれだけありますか」
村上春樹が「ノーベル文学賞」を受賞する可能性があるという記事を最近読んだ覚えがありましたが、僕は口に出しませんでした。
「ムーブの担当者は、『ひぐらしのなく頃に』のゲームを、実際にプレイしていないですよ。アニメも見ていないです。間違いありません。実際に検証をせずに、無責任な放送をしたんだと思います。日頃、批判しているネットの掲示板の記事を鵜呑みにしているんです。『ひぐらしのなく頃に』の作者には、少なからず経済的な損失が出るかもしれません。無責任ですよ。僕らはそう言う低い位置に見られているんです」

「それは、そういう意見もあるという紹介なんじゃないの? テレビ局の意見じゃなくて」
「そんな言い訳は通用しませんよ。局には編集権がありますから。そういう放送をしたというところに、テレビ局の偏向が現れているんです。放送で何を流すかは、放送局次第です」

 僕は一つ疑問があったので、安野くんに聞きました。
「ゲームやアニメを実際に見ずにそういう報道をしたのなら問題があるかもしれないけれど、実際のところはわからないんだろう。だったら、それも一つの意見として受け止めていかないといけないんじゃないの?」
「いや絶対に、見ていません。見ていたら、あんな内容の放送になるはずがないんです。何らかの悪意があれば別ですけど」
「その根拠は何なの?」
「それはですね、『ひぐらしのなく頃に』の影響をうけたとしたら、殺人なんて犯すはずがないんです。あの作品は、そういう風にはできていないんですから」

 安野くんは、そこで言葉をいったん区切りました。

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