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2007年10月19日 (金)

大人のためのアキバ系講座7  初音ミクと無糖少女 (capsule)

 大人のためのアキバ系講座の一回目が9月25日。
一ヶ月近くたってしまったわけで、その間に世の中は進んでいます。
今日は初音ミクについて書くのですが、最近何かと話題になっているようです。
僕が安野くんから話を聞いたときは、聞いたこともなかった名前でしたが状況は変わってきているようです。
僕がだらしないので、どんどん話題が古くなっていきます……

 ということで続きです。
初音ミクを知っていますかと聞かれて、一ヶ月前の僕は答えました。
「全然分からないな、何それ?」
そう聞いて安野くんが出してきたのが次の動画です。

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 ユーミンの「卒業写真」でした。


「安野くん、君の動画の選び方には悪意があるな。君が持ってくる動画は微妙に僕の世代からずれているよ」
「えっ ユーミンはすでに古典でしょ。教科書にも載ってませんでしたっけ?」
素直に納得できない僕でしたが、話が進まないのでそれ以上はつっこみませんでした。
安野くんは僕が反論しないので、説明を始めました。

「店長、この声を聞いてどう思いましたか?」
ちょっと機械的だなと思いましたが、もともとユーミンは意識的にそういう発声の仕方をするのでそれをまねしたのかなと思いました。
「これは『初音ミク』というソフトが作り出した合成の歌声なんです。『初音ミク』は、もともとのデータとして人間の声を使ってはいますが、自由に歌わせることができるんです」
「自由って?」
「何でも好きな歌を、好きな歌詞と好きなメロディーで歌わせることができるということです」

 合成音声といえば、カーナビの不自然なアナウンスぐらいしか知らなかった僕にとってそれは衝撃でした。
機械的なイメージが残っていますが、前に紹介した

の動画の元曲になっている、「capsule」のように、人間が機械の方に歩み寄る手法もあるのですから、これはこれで完全にアリでしょう。

 その昔DTMブームの時、僕にもう少しお金があればきっとはまっていただろう世界。
その世界がまた僕の前にあらわれた気がしました。
当時の僕には、自分にもしかしたら才能があるかもしれないという勘違いと時間はありましたが、お金がなかった。
今の僕には、多少のお金はあるけど、才能と時間がない。
僕が安野くんと同じ歳に、今のネット環境とこのソフトを与えられていれば間違いなくはまっていたでしょう。

 安野くんの話を聞いてから僕は少し調べてみました。

 すでに音楽を個人で作る環境は整っています。
そこに人間の声を合成するソフトが加われば、ネット上に仮想ユニットを作ることができるかもしれない。

楽曲を作る人間。
アレンジを加える人間。
歌を提供する人間。
場合によっては声のデータだけを提供する人がいてもいい。
声を自由にサンプリングすることができるようになれば、それも可能です。
声質さえ良ければサンプリングするだけで歌う必要がないですから、歌が下手でも全然かまわない。
そこに、歌詞と音程をプログラミングをする人がいれば……

ビジュアルの面では、
まず、元となるキャラクターを作る人間が設定を作る。
それさえあれば、そこから三次元のモデリングをする人間がいます。

振り付けですが、これは「アイドルマスター」ではだめでしょう。
自由に振り付けを作るソフトが必要です。
モーションキャプチャのデータを作る環境を、現在個人で整えることができるのかどうか分かりませんが、もし無くても近いうちにできるんではないかという気がします。

 これらをすべてオリジナルで作成することができればどうなるか。
完全に合法的で、全てをネット上で作った
「バーチャルユニット」
を作ることが可能です。

 何だかバラ色の未来が安野くん達の前に開けていくような気がしますが、逆風も吹いています。

以下次回……
 大人のためのアキバ系講座8 初音ミクと、オタクの「絶対領域」へ

PS
 初音ミクでもう少し、新しいネタを。
安野くん僕をこっちの世代に入れてくれよ!


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