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2007年9月11日 (火)

北見市断水 職員に高額時間外手当 112万円!

「北見市で六、七月に相次いだ大規模断水に伴い、夜間の給水作業などにかかわった市職員の時間外勤務手当が二カ月分で総額八千四百六十七万円に上ったことが三日、分かった。
最も多い職員で六月は百二十時間、七月は三百九十四時間の時間外勤務をした。
時間外勤務手当の一人当たり最高額は、六月分は三十六万円、七月分は百十二万円だった」
                                             (北海道新聞より)

 これに対して時間外手当としては、高額すぎるとの批判が出ているようです。
冷静に考えてこの支払額が妥当かどうかですが、

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 個人的には支給されて当然だと思います。
金額が百万円を超えているので非常識だという批判があるようですが、それを言うなら一ヶ月の時間外勤務が三百九十四時間というのも常識外れです。

 計算してみました。

7月の休日は土日祝日合わせて、10日間。
平日が、21日間。

規定の勤務時間が、8時間×21日間=168時間です。
これに超過勤務、394時間を合計すると、562時間。

 つまりこの職員は7月の1ヶ月間に、562時間働いたということです。
一日も休まずに毎日同じ時間働いたとすると、平均で約18時間7分です。
一ヶ月間、一日に18時間も働き続けるなんて、超人的です。
通勤時間等を除けば、何時間寝られるのでしょう?
こんな地獄のような生活の対価として、112万円は多くはないような気がします。

 年間の労働時間、2080時間に対する割合でも394時間は、18.94%にあたります。
月数にすれば、2.27ヶ月間分の労働時間になります。

 ここから、112万円という時間外勤務手当を再評価すると、

年収591万円の人が、普通に2.27ヶ月働くと112万円になります。

 このようにして考えると金額が異常なのではなく、それほど長時間働かなければならない状況が不条理だったのではないかと思います。

 しかし、ここからが本題なのですがこの超過勤務手当には疑問な点があります。
北海道新聞によると

「三百九十四時間の内訳は、土日・祝日の出勤分(十日間)が計百八十二時間、平日(二十一日分)の残業時間が計二百十二時間で、すべて実働時間だという。」 

 この数字には、疑わしき点があります。
この内訳時間が何を意味するかということです。
上の方で1日平均18時間7分働いた計算になると書きました。
くわしい計算は省きますが、平日も休日も関係なくきっちり18時間7分毎日働くと、ちょうど上記の内訳になります。(補足で詳細記述。9/19)

 あまりに数字がきれいすぎます。
僕が逆算した数字と一致するなんて。
つまり緊急事態でありながら、毎日定時で帰る公務員のように毎日同じ時間働いたということです。
18時間7分働いたら、たとえどんな状況であろうとも退勤したということでしょうか。

 日々の、出っこみ引っ込みが平均されて偶然そうなったのでしょうか?
可能性としては、あり得ますが確立は非常に低いです。
内訳の詳しい記録が無く、発表のために僕と同じような手順で計算したのではないかと疑われても仕方ないと思います。

 正当な労働に対する対価ならば、たとえそれが百万円を超えようとも当然の権利として受け取るべきだと思います。
しかし勤務時間の記録自体に怪しい点があり、いわゆる「お手盛り」だったのではないかと訝ります。


 ☆ 補足 (誤解を避けるため、後日追加記載、9月19日)

 7月の休日は土日祝日合わせて、10日間。
平日が、21日間。

規定の勤務時間が、8時間×21日間=168時間です。
これに超過勤務、394時間を合計すると、562時間。

一日も休まずに毎日同じ時間働いたとすると、平均で約18.129時間です。

562時間 / 31日=18.129時間

仮に毎日同じ時間、つまり18.129時間働いたとすると、平日と休日に分けた時間外勤務の時間は、

平日
18.129時間-8時間=10.129時間
一ヶ月合計で、
10.129時間×21日=212.709時間

休日は全て時間外なので
18.129時間-0時間=18.129時間
一ヶ月合計で、
18.129時間×10日=181.29時間

一ヶ月間まったく同じ時間数(18.129時間)働いたときの計算上の平日、休日別の時間外勤務時間と、発表された数字が一致しているのがおかしいと思います。

新聞による 発表では

時間外勤務
      計算値      市の発表値
平日  212時間   212時間
休日  181時間   182時間

これは毎日同じ時間で働き続けたと仮定した数字と、現実の数字が一致したということです。

例えば、ある休日出勤の日に平均値より少ない実働時間だった場合は、まったく同じ時間、平日に平均より多く働かなければこうはなりません。

状況が変化する緊急時に一ヶ月間、毎日同じ勤務時間だったとは考えにくいと思います。
では日々の差が偶然に整合されて、現実の数字が平均化された数字と一致したのでしょうか?
可能性は低いと思います。

と言うわけで、先に18時間という数字があったのではないかと思います。
毎日18時間働いたことにしたのではないかと疑っているのです。
そこから、平日、休日別の時間数を割り出したのではないでしょうか?
実際の勤務時間はその数字より少なかったかもしれないし、逆にもっと働いていた可能性もあります。
(あまりに非人道的で発表できなかったとか……)

どちらにしても問題はあるでしょう。

  「北見市断水 職員に高額時間外手当 市民から強い批判」 北海道新聞

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