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2007年6月21日 (木)

マックとエコライフ

本日よりマクドナルドが地域別価格を導入
                by GiGAZiNE                          

「店長、マクドナルドが店によって値段を変えるみたいですね」
女子高校生アルバイトの斉藤君が話しかけてきました。
「そうらしいね。僕もマックにはよく行くから気になるよ」
「へぇー。意外……」
「どうして」
「だって、コンビニとファーストフードはファミレスのライバルじゃないですか」
それとこれとは話が違います。
ライバルだろうが敵だろうが、僕はマックが大好きです。
(あっ、ちなみに吉野家とセブンイレブンも……)
「店長は何が好きなんですか?」

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「僕はなんと言っても朝マックだな。特にあのソーセージマフィンの安っぽい香りがたまらない」
(念のためにマクドナルドの関係者さん、褒め言葉ですから)
「私はシェークです」
ハンバーガー屋として、シェークを一番に上げられるのは、どんなもんかと思いますが行く時間にもよるのでしょう。

 今回の地域別価格の導入はおそらく人件費の地域格差を考慮してのことだと思います。
広範囲の地域に店舗を展開しているチェーンにとって、地域格差は大きな問題です。

 ある一定の売り上げを上げるために必要なアルバイトの時間数は教育の程度が同じであれば、都市部でも地方でも変わりません。
しかし平均時給が違えば人件費の額には大きな差が出ます。
経営のことを考えれば時給は低い方が有利ですが、それでは人が集まりません。
人件費と利益のせめぎ合いの中で店長は格闘しています。
たぶんマクドナルドも事情は同じでしょう。

 マクドナルドの企業イメージ、ブランドに対する信頼を重視するなら全国統一価格を採用するべきでしょう。
(どこでも同じ対価で同じサービスが受けられるという安心感のため)
全店直営であれば人件費の格差を全店で均等に割り振り、全体として吸収することは可能です。
しかしフランチャイズ店は独立して採算を採らなければなりませんから、そういう訳にもいきません。
企業としては難しい判断です。
危険な賭かもしれません。
このことがマクドナルドにとって吉と出るか凶と出るか、今はまだ分かりません。
しかしマックは価格戦略において過去に手痛い失敗をしています。
今回の地域別価格導入がマクドナルドの失速に繋がらなければよいのですが。
(ファミレス店長の立場ではなく、一マックファンとして)

 少しして斉藤さんが僕に質問をしてきました。
「店長、境目の店はどうするんですかね?」
差し迫ってはそれが一番の問題でしょう。
今まで80円だったハンバーガーが急に100円に値上がりして、しかも隣町の店では80円のままだったら?
「斉藤君、君ならどうするの?」
「私は駅前の店にしか行けないからあんまり関係ないですよ。店長はどうなんですか」
「僕は値段より時間の方が大切だからわざわざ遠くの店まで行くことはしないな。それに僕の車は燃費が最低だから20円分のガソリンじゃ500mぐらいしか走れないよ」
「店長、将来のためにもっと地球に優しく生きましょうよ」
「なんで急にそんなことを」
斉藤君はカバンをつかんで席を立ち、休憩室のドアを勢いよく開けました。
そして、外に出ながら言いました。
「だって、店長より私の方が確実に長生きするでしょう? 私には50年後の世界があるんだもの」

 50年ですか。
もしかしたら僕も生きている可能性が無いわけではないけれど、たぶん無理でしょう。
もしそれを望むなら、少なくとももっとヘルシーな食生活を送らなければ……

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