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2007年4月10日 (火)

スーパー・アルバイター PART 35 ジグソーパズル 03

 

PART 1から読むにはこちらへ

 僕は各店から寄せられたヘルプ可能時間と人数を、曜日別にリストにしました。
これをT店の副店長、三宅君が送ってきたスケジュール表と見比べました。
土日との昼と、休日前の深夜に穴が多くあることが分かりました。
店長のシフトは昼が多いため各店とも気を利かせて、早朝からランチタイムにかけてのメンバーをたくさん出してくれたようです。

 ヘルプの調整の難しいところは別にもあります。
各店ともリーダークラスか、少なくとも主力メンバーを出してきてくれます。
そうすると短時間のスケジュールが切れないのです。
どういうことかというと、

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 そのような主力メンバーには各店ともスケジューリングに、普段から色々と配慮しているからです。
下世話な言い方を許してもらえば、店長は彼らを 「食わせていく」 ことが必要なのです。
仕事を与える必要と義務があります。

 仕事に対して意欲があり責任感もある人間は、それなりの報酬を期待します。
そして能力のある人間は、自分の希望する収入が得られない場合、店を去っていくこともあります。
彼らにも彼らの事情があります。
店にも店の事情があります。

 こちらの望む仕事の質と、彼らの能力。
店長として提供できるスケジュール時間(=報酬額)と、彼らの最低必要額。
これらのバランスがとれた場合のみ、良好な関係を長期に渡って維持できます。

 ましてヘルプの場合は、通常より通勤に時間がかかることが多いです。
遠くから来させておいて、2時間だけ働いて帰ってもらうようなことはできません。
自分の店の場合は個人的に言い含めて、そういうスケジュールを組むこともあります。
それはそれで自分で責任を持ってやればいいのですが、他店の従業員の場合は困ります。
僕に責任は取れません。

 ということで、ヘルプには「X 時間以上のスケジュールを切ってほしい」などの条件が付くことが多いです。
もちろんそれは要望であり、緊急事態ですから無視することも可能です。
しかし、そういうことが続くと、次に同じような事態が起こったときにヘルプに行くことを承諾する人間が少なくなってしまいます。

 それぞれの希望をすべて満たすようにヘルプの体制を組むことは、難しいことです。
不可能ではないでしょうが、多大な時間とエネルギーを必要とします。
僕にも自分の店がありますから、そんなに時間もかけられません。

僕はスケジュールを見ながら、ため息をつきました。
「これが、自分の店ならどうにでもなるんだけどなぁ」
心の中で、そうつぶやきました。

 待てよ、「自分の店ならどうにでもなる」って・・・
そうだ、その手があった!

  PART 36 につづく

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