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2007年2月10日 (土)

スーパー・アルバイター PART 27 深夜のドン 15

    PART 1から読むにはこちらへ

普段であればホールの人間として、テーブル番号は常にチェックする習慣が付いています。
しかしその時は、久しぶりのキッチンであることと、最初から団体のオーダーだというこで、テーブルの場所が分かっていたので注意を怠りました。
そのことを必死に思い出そうとしていると、今度はピザの順番まで分からなくなってきました。
たしか、シーフードピザとBLTサンドは同じチェックに入っていたような気がするが・・・

チェックを見ればすぐに分かることですが、今はそれはできません。
チェックを見ることは、自分の作業を見失ったことを認めることになり、それは敗北を意味します。

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普通は、一度読み上げたチェックを再び左右に確認するのが、キッチンでオーダーを読む人間の仕事です。

キッチンではテーブル番号には注意をはらわず、入ってきた順番だけを考えて料理を作っていると思われる方もいると思います。

それは、少し違います。
全てが順調にいって、川の水が上流から下流に流れるように料理ができていく時は、テーブル番号は気にする必要はありません。
しかし、キッチンが限界に近い状態になり、調理の進行が遅れ気味になってくると、話は違ってきます。

料理のなかには、どんなに急いでも15分近くできあがるまでに時間が必要な物があります。
それは、キッチン設備の仕様による制約が原因になることが多いです。

そうなってくると順番に作るよりも、同じオーダーをかためて作ったり、すぐに出る物を先に出して余裕を作って、その時間に他の調理行程をつっこむ。
そういう工夫によって、少し長く待たせるお客さんが発生する一方で、全体としてみればスピードが上がります。

落ち着け!
冷静になろう、そう思いました。
動きを止めてしまうと、武内君に不審に思われるので動作を続けながら必死で思い出そうと試みました。

何か手がかりがあるはずだ。

1枚目のオーダーと2枚目のオーダーはほとんど同時に入ってきたので、少なくとも一枚目のアメリカンサラダではないのは間違いない。
では、2枚目か?、3枚目か?。

背中を冷や汗が伝わるのを感じていると、カッティングボードに置かれたベーコンに目が吸い寄せられました。

そこには、2回に分けて武内君からパスされたベーコンが、きちんとそろえて置かれていました。

カッティングボードの上には、ベーコンが7枚。

ベーコンの使用量は、
BLTサンドが2枚。
ミックスピザが1枚。
アメリカンサラダが1/2枚です。

これが、手がかりになるはずだ!

  PART 28 につづく

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