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2006年8月16日 (水)

スーパー・アルバイター PART 17    深夜のドン 5

  PART 1から読むにはこちらへ

「ところで武内君、オーダーの合間を見てやる仕事は他に何があるのかな?」
武内君は少し考えてから口を開きました。
「そうですね、まず朝までにキッチンの床を洗剤を使って流します。これは、オーダーの切れた時でないと、水浸しのキッチンで料理しなければならなくなってしまいます。それから2台あるフライヤーを、1台ずつ止めて油を交換します。キッチン内での仕事は、そのぐらいだと思います」
「なるほど・・・」
「それから朝の5時頃洗い場に行って、たまった食器を全部流します」
「全部でどの位の時間かかるのかな?」
「床の洗浄に10分、フライヤーの油交換に20分、洗い場は日によって違いますけど40分ぐらいですかね」
これらの作業の合計で70分、彼の休憩が45分、合わせて115分ということです。
約2時間の時間が、彼には必要だということです。
これに加えて解凍作業も加えるとなると更に30分は、オーダーを離れる時間が必要になってきます。
確かに厳しいかもしれません。

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「武内君、床の洗浄と、フライヤーの油交換は別のシフトに回そう。洗い場の仕事はその時間にやるしかないから、どうしようもないけど少しは負担が軽くなるんじゃないかな。なんとかそれで解凍を深夜に持ってくることはできないだろうか?」
「別のシフトに回すって、いったいどのシフトに回すつもりですか?」
「ディナーの高校生にやらせようと思う。ディナーは3人いるから、一人がサイドワークをやっていてもオーダーは大丈夫だろう」
「人数的にはそうですけど、はたして彼らにうまくできますかね」
「ちゃんと教えれば大丈夫だよ」
「では、店長ここを見てください」
そういって武内君は、キッチンの床の隅にある排水溝のフタをはずしました。
するとそこには、ビニールの切れ端や食材などがたくさん落ちていて、半分つまりかけていました。
「何かを落とした時にすぐ拾わないからこうなるんです。まあ、調理中は床に落ちたものを拾えば、その後手を洗わなければならなくなるので、無理かもしれません。でも、そうしているうちに自分達の足で蹴って、排水溝に落としてしまうんです。落ちてしまえば、もう目に見えないから彼らは拾わないんです。その結果が、この状態です。こんな感性では、僕ならとても清掃をまかせる気にはなりませんよ」
武内君の話はもっともでした。
ディナーの高校生には、レストランのキッチンで働く上での基本的な姿勢に問題があるようです。
武内君のこの話を聞いて、床の清掃だけは、解凍を深夜に移すか移さないかに関係なくディナーの高校生にやらせることに決めました。
その理由は、

  PART 18 につづく

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