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2006年8月 7日 (月)

海とバイクとコパトーン

毎日暑いですね!
僕自身は一日中、人工の空気に包まれています。
店ではもちろん空調が効いているし、行き帰りの車もエアコン全開です。
家でも、ずっとエアコンは動かしっぱなしなので、熱い空気に触れる時間はごくわずかです。
僕は暑さは嫌いですが、海は嫌いではありません。
しかし、この世界に入った頃から海には行かなくなりました。
忙しさと昼夜逆の生活に慣れた体には、夏の日差しは眩しすぎました。
僕にとって夏の海は、コパトーンの香りとともに遠い彼方の記憶の底に、置いてきてしまった憧れです。
泳ぐことはそれほど得意でなかった僕にとって、海の記憶の主役は太陽でした。
じりじりと照りつける太陽に体をさらし、ココナッツ風味の風に身をまかせていると時を忘れました。
コパトーンは、そんな僕を太陽から守ってくれました。
今のように、

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SPFの表示などはなく、ぬらない場合の3倍の時間日焼けから肌を守るというような、おおらかな説明書きに価値を見いだしていました。
当時はバイクに乗っていた僕ですが、行き帰りは仲間のバンでした。
車の後部にはバーベキューの道具と食材を積み、ポケバイも1台乗せていました。
いつかみんなで、ウォーターバイクを買おうと話していた仲間ですが、すでに大半が日常使う足としては車を選ぶ生活です。
完全にバイクから足を洗ってしまった仲間もいます。
今にして思えば、あの頃思い切ってウォーターバイクを買っておけば良かったと後悔します。
しかし夏は短く、仲間内で盛り上がった計画も実現せぬまま、秋を迎えることが常でした。
バイクに乗っていると、空気の存在を強く意識します。
エンジンのパワーの大半が、空気を切り裂いて進むことに使われていることが、自分の体にかかる風圧として感じられます。
空気も、季節によっていろいろです。
真夏の30度以上の熱気から、冬の身を切るような冷気まで、さまざまな体験を空気はあたえてくれます。
温暖前線を越える時は、ほんの数百メートルで温度が微妙に上昇します。
天気予報でしか見たことがなかった前線を、体で感じることができたのもバイクのおかげでした。
当時よく走ったのは、横横で三浦半島を突き抜け、そのまま国道を西下し茅ヶ崎、小田原を抜けて熱海で折り返すコースでした。
そしてそんなふうに、海辺を走った後はバイクを洗車しワックスをかけるのが習慣でした。
当時使っていたワックスはアメリカ製のものでしたが、これはココナッツのような香りで、コパトーンと似ていました。
そんなわけで僕の記憶の中では、海とバイクがコパトーンの香りで結びつけられています。

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