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2006年7月21日 (金)

恐怖のキス!

ファミレス(ファミリーレストラン)が営業する上で、最も気をつけないといけないことに、食品の安全があります。
基本的な衛生管理は日々実行していますし、月に一度は外部団体に委託した衛生検査があります。
店内の食材や、器具などに細菌が発生していないかの検査です。
これにひっかかると更に厳しい二次検査が実施され、それこそ店内をくまなくチェックされます。
こうなると、店舗は通常業務と検査対策の改善で大変なことになります。
これはレストランとして当然のことですが、最近はそれ以外にも注意しなければならないことが出てきました。
去年の11月カナダで15才の少女が短い命を終えました。
彼女に襲った不幸は

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アナフィラキーショック(重度のアレルギー反応)です。

15歳少女を死に追いやった「恐怖のキス」=カナダ
【ライブドア・ニュース 11月29日】
AP通信によると、15歳の少女がボーイフレンドとキスした直後に死亡するという怪奇な事件がカナダ・トロントで起きた。
治療に当たったケベック病院が 28日に発表したところによると、死亡したクリスティーナ・デスフォージスさんは重度のピーナッツアレルギーで、ボーイフレンドはまさにピーナッツバター菓子を食べたばかりだった。

先々週末にキスをして、アナフィラキーショック(重度のアレルギー反応)を発症した少女は、血圧の上昇や呼吸困難を起こし、手当ての甲斐なく23日に死亡したという。米国ではピーナッツアレルギー患者が増加し、現在は150万人が発症、毎年50-100人が死亡している。増加した原因は不明だが、落花生油を混ぜたベビークリームやローションが原因ではないかとも言われている。

                            Livedoor NEWS より引用

大変痛ましい事件です。
蕎麦アレルギーなどが有名ですが、僕は不勉強で今の会社に入るまで、その存在を知りませんでした。
うちのチェーンでも、蕎麦類を調理する器具は、他のものと完全に分けられています。
しかし、入社当時はそうではなかったように記憶しています。
世の中が、そういう少数のアレルギーを持った方々に配慮する、優しいものに変わってきたということでしょうか。

ファミレスでも最近はアレルギーに配慮した、低アレルゲンメニューを出すところも多くなってきています。
当然うちでも、低アレルゲンメニューを用意しています。
しかし、これは調理する側にとっては負担が重いものです。
カナダの少女の例でも分かるように、場合によってはごく微量なアレルギー物質が混入しただけで重大な結果を招いてしまうこともあります。
ですから調理の前準備、食材の準備段階から全く別に作業を進めなければなりません。
使用する器具や食器は特別に洗浄した物を使用し、作業に従事する人間は必ずゴム手袋を使用するなど、その手間は通常メニューの数倍です。
オーダーが入った後の調理段階では、一人のクックが手を念入りに洗浄した後、調理が終了するまで他の料理には一切関わらず担当します。
どこから、アレルギー物質が入り込むか分からないからです。
その間、キッチンは一名人員が少なくなった状態で耐えなければなりません。
ピーク時ですと、とても辛いものがあります。
しかし低アレルゲンメニューは、忙しいときに入ることが多いです。
ファミリーを主な対象としたメニューですから、皆が食事をする時間であるピークタイムに入ることが多いのも当然なんですが・・・
しかし、命に関わることもあるわけですから決して手を抜くわけにはいきません。
言い訳はしたくありませんが、お子様に低アレルゲンメニューを注文されたお父さんお母さん。
少しでも早く料理をお出しできるよう、がんばって作りますので、少しだけ遅くなっても許してください。

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コメント

でも、このキスした彼氏さんもかわいそう過ぎますね、私なら立ち直れません。

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投稿: 札幌ひとりくらしブログ | 2006年7月22日 (土) 12:58

札幌ひとりぐらしブログさん、コメントありがとうございます。
こんな不幸な事件もないですね・・・
この記事を読んでから、店のアルバイトにも話しました。
低アレルゲンメニューに対する意識が、かなり上がったような気がします。

投稿: ばーど | 2006年7月23日 (日) 00:35

初めまして。アレルギーっ子を持つ母です。
偶然このページにたどり着きました。
家族にアレルギーっ子が1人いるだけで
食事を伴う長時間の外出がどれほど制限されることでしょう。
そんな中低アレルゲンメニューをご用意下さるファミレスさんが増え大変感謝しております。
記事を拝見して、調理して下さる方のご苦労が分かり感謝の気持ちでいっぱいです。
低アレルゲンメニューを注文なさる方で
時間のかかることを気になさる方はいらっしゃらないと思います。
会社としてのそのご姿勢に、私も含め皆心から感謝しているのですから。
これからもよろしくお願いいたします。

投稿: yoyo | 2007年3月 4日 (日) 23:59

はじめまして、偶然このページを拝見しました。
私には、三人の娘がいます。三女だけが食物アレルギーです。1歳10ヶ月でわかったものですから、ショックは大きかったです。今までの食生活が完全に崩れました。外食が怖くて、外食ができませんでした。長女・次女にも辛い思いをさせてました。いろいろ調べていくうちに、低アレルゲンメニューのあるお店を見つけました。子供たちは、とても喜びました。みんなでにこにこしながらメニューをみる姿が、今でもはっきり覚えています。『三人同じお子様ランチだねー』と長女の言った言葉が、忘れられません。
皆様の行為に、本当に感謝しております。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: あっちゃん | 2007年3月12日 (月) 23:18

yoyoさん、あっちゃんさん。
コメントありがとうございます。

勝手なファミレス店長の言い訳に付き合っていただきありがとうございます。
更なる言い訳を今日(3月14日)、新しくアップしました。

投稿: ばーど | 2007年3月14日 (水) 01:15

店長さんエラい!
なんだかひたむきさが伝わってきました。きっと同僚の方からも愛されてるんでしょうね。

たまたまシェアルームで同居人になった子が、ちょっとだけアレルギー持ちで、卵、牛乳、小麦、豚肉 等、食べない方がいい物が多いということが発覚してから(実際本人は全部食べてるようですが ^^;)アレルギーについて考えたり、自分でアレルゲンフリーの料理を作ったりし始めました。

アレルゲンフリーメニュー、是非注文してみたいです。・。。・
こういったお店があることで、アレルギーのお子さんをお持ちのご家族もみんなで一緒に外食を楽しめるなんてすごい!
応援しています。

投稿: 通りすがり | 2008年1月 8日 (火) 09:13

 通りすがりさん、コメントありがとうございます。

 記事にも書いてあるとおり、この会社にはいるまで、アナフィラキーショックについては知りませんでした。

 知人にそのような人間もいなかったもので不勉強だったと思います。
ただ当時はマスコミなどでもあまり報じられていなかったと記憶しています。

 どこまでファミレスが、やれることがあるのか分かりませんが、これからもがんばっていこうと思います。

投稿: ばーど | 2008年1月 9日 (水) 19:57

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