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2006年6月30日 (金)

無銭飲食のススメ!

 ファミレスには、色々なお客様がいらっしゃるわけですが、中には困ったお客様もいます。
それは、お金を一円も持たずに来店される方です。
明らかに、浮浪者のような身なりの場合は入店をおことわりします。
しかし中には時節柄でしょうか、立派な紳士然とした方もいるのです。
家族も親戚もおらず、支払いの見込みがない場合は、仕方ないです。
警察に通報することになります。

 しかし警察はこの手の犯罪には熱心ではありません。
無銭飲食というのは、場合によって罪にならないかもしれないからです。
ちなみに、食い逃げは罪になりません。
たらふく飲み食いして、そのまま隙を見て逃げ出しても、罪になることはありません。
何故でしょうか?

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 最初からお金を持っていなくて、だますつもりで(欺罔行為)注文した場合は詐欺罪が成立します。
しかしこれは、払うつもりがあったかどうかは心の中の問題なので証明が難しいのです。
たとえば、いかにも浮浪者のように見えても、
「最後にポケットに残ったお金で食事をしようと思って注文した。ところが、店に来る途中で落としたらしくお金がない」
と言ったら、どうなるか。
おそらく、詐欺罪は成立はむずかしいでしょう。

 罪にならないからといって、お店に対しての支払義務は無くなりませんが、犯罪ではないので逮捕拘束はできません。
たとえ、一時的に警察に連れて行かれても無罪放免になるでしょう。
そうすると事実上、店から代金を請求する手段はないので、食べ得です。

 ではこんな時はどうでしょう、
あなたはお店に入って料理を注文しました。
当然十分な、お金を持っていて支払いもするつもりでした。
しかし、途中で気が変わって払いたくなくなりました。
そこで、従業員の隙を見て逃げ出しました。
あるいは、トイレの窓から逃げ出してもいいです。
これも、罪にはなりません。
明らかに不当のように思えますが、そこにだます行為がないので、詐欺罪にならないのです。
つまり注文するときに払う意思があれば、実際に払わなくても犯罪にはなりません。

 どうして、こんな一見不合理な事が起きるかというと、法律は誰に対しても公平でなくてはならないからです。
この場合を、犯罪にしてしまうと、こんな場合も逮捕しなくてはならなくなります。

 あなたが、会社を経営していたといます。
A社という新規の大口取引先を開拓し、B社に資材を発注しました。
その資材を元に、あなたは製品を作りA社に販売します。

 ところがA社が倒産してしまい、あてにしていた代金が回収できなくなりました。
B社への支払期日が来ても、払う資力がありません。
B社の社長が、来社し支払いを強く求めました。
あなたは、いたたまれなくなり、その場から逃げ出してしまいました。
あなたは、発注する時には払う意思があったが、実際には払えなかったわけです。

 どちらも、注文するときは支払う意思があったが、支払わなかった。
つまり、債務不履行の状態にあるが、詐欺ではないのです。
代金の支払いをしないことは、罪ではありません

 トイレの窓から逃げ出すのはいかにも犯罪行為のようですが、料理というサービスを受けるためにした行為ではありません。
代金の支払いをしないために、逃げたのです。
しかし代金の支払いをしないことは罪ではありません。

 つまり、逃げてもそのこと自体は反社会的ではありますが犯罪ではありません。
これが犯罪になると、世間で借金を払えないでいる人を全て逮捕しなくてはならなくなってしまいます。

 と言うわけで食い逃げは、明確に店をだます行為がなければ犯罪になりません。
注文するときに払う意思があれば(あるいは、あったと言えば)OKです。
くれぐれも、悪用はしないようにしてください。

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コメント

無銭飲食で実刑は難しいようですね。食事の準備すら出来ないので、通貨偽造で医療刑務所に入ろうと思います

投稿: 精神障害2級 | 2011年6月 5日 (日) 09:32

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