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2006年5月21日 (日)

試練の始まりは・・・

  ファミレス店長の敗者復活戦、全記録 Vol.006

考えていることに微妙なずれがある長沢店長と雨宮SVでしたが、表面的には両者の利害が一致しF市中央店の課題は決まりました。

アルバイトさんの給料は、時給×労働時間で計算されるのですが、時給は当然のことですが仕事のレベルや経験に応じて違います。
時給は採用給と評価給に別れており、採用給は全員同じです。
これに、18才以上で社員と同じリーダー試験を受験して合格すると資格給がもらえます。
資格給は、200円です。
高校生であれば、F市中央店の場合、
   750円+評価給
一般(18才以上)は、
   800円+評価給(+資格給)
と言う計算になります。
アルバイトの評価給については店長の専権事項であり、形式的にSVの許可を受けるだけです。
これが、トラブルが発生する原因になることも少なくありません。
なぜトラブルの元になるかというと、

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いわゆる店長の「お気に入り」に対する嫉妬が生まれるのです。
店長としては、全員を公平に判断して評価給を決めているつもりでも、受け取り方は様々です。
〝新リーダー制度〟は、この時給制度に特例を設けようというものでした。
ちょっと考えただけでも、トラブルの元になりそうな制度でした。
具体的には、採用給に別枠を設けたのです。
それは採用給を、+50円から+200円の範囲で店長が決めることができるというものでした。
これにはもちろん条件があり、

 まず本人に、将来的にリーダーとして働く意志があること。
 誰かの扶養家族である場合は、扶養から外れてもかまわないこと。
 店長並びにSVが素養有りと認めること。

そして、2年以内にリーダー試験に合格できない場合は優遇制度は適用外となり、その時点で一般と同じ扱いになります。
扶養から外れてもかまわないことが条件に含まれているのは、年間103万円の範囲でしか働いてもらえないと、店側としてはメリットが少ないからです。103万円を越えて働いてもらう場合には、厚生年金も健康保険も社員と同じ条件(会社負担が50%)で、加入してもらいます。
要するに将来のリーダー候補となるような優秀な人材に、時給面での待遇を前倒しで与えて採用活動の武器にしようということです。
ちなみに当社の場合、正社員でなくアルバイトでも実力次第で店長になることも可能です。
実際に、何人もの女性店長が誕生し活躍しています。
そこまで踏まえた上で長期的な展望の元に採用活動をしていこうというものでした。

長沢店長と雨宮SVは、目標として〝新リーダー制度〟による採用を、夏休み前までに、ランチタイム、ディナータイム各1名ずつとしました。
さらに、人材次第では深夜の時間帯にも採用を考えることとしました。
さらに夏休み後の展開次第では、社員を今の3名体勢から2名体勢にすることも視野に加えました。
具体的な採用計画が決まったので、1ヶ月の間集中的に広告を出すことに決めました。
ここに、F市中央店の改善計画はスタートしたのです。
長沢店長にとっては、長い試練の始まりとなりました。

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