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2006年4月30日 (日)

最悪の選択

  ファミレス店長の敗者復活戦、全記録 Vol.004

雨宮SVから、改善計画のテーマについて訊かれた時に、長沢店長は無難なテーマを選べば良かったのか?

それは、難しい選択です。
無難なテーマは結果も期待できないので、これを会社に対するアピールに利用することはできません。
長沢店長には多少の野心もあったと思います。
彼自身が後で述べています。
ただでさえ忙しいのに、余分な報告書を書くんだから多少は見返りがほしい、そう思った。
ただ、ちょっと狙いすぎたのは確かだったと。
そこに、雨宮SV自身の思惑もからんできました。
SVにも上司はいます。
彼も、この改善計画を自分自身のステップアップの為に利用しようと考えていたのです。
長沢店長と雨宮SVそれぞれの思惑が交錯し、牽制しあったため不幸は訪れました。
それは何故かというと、

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当時、雨宮SVの担当する店舗は9店舗でした。
元々担当していた8店舗に、4月末にオープンした新店が加わり9店舗になっていました。
新店は近年に珍しく開店前に試算された売り上げを、20%近く上回る成績を上げていました。
店長もSVも、会社から与えられた予算に対する達成度が自分の評価に直結します。
基本は前年度の売り上げをベースに決定されるのですが、新店の場合は前年実績がないので、市場調査により試算された数値を参考に決められます。
しかし、この予測が外れることが多いのです。
この予測が下に外れると、過大に与えられた予算に対して店長は苦しみます。
予算達成率90%を切るとボーナスの査定も最低になります。
通常、年度内での予算変更はありませんが、新店の場合これではあまりにも不公平なので開店して、4ヶ月後に修正が入る場合があります。
そういう救済措置があるにしても、開店から4ヶ月間はどうしようもありません。
過大な予算を与えられた新店の店長は、次回のボーナスはあきらめます。
しかし予想以上の売り上げを上げるこの新店の場合、逆に8月の売り上げまでは好成績が約束されていました。
試算された売り上げ予測が低すぎたのです。
一店一店の成績の積み上げが、SVの成績になります。
つまり、一店が成績不振でも地区全体として、予算をクリアしていればSVの評価は上がります。
この年、その意味で雨宮SVには余裕がありました。
長沢店長の店で多少の失敗をしても十分カバーできる状態でした。
試験で、難解問題を捨てて他の問題に時間を割くようなものです。
しかし長沢店長にとっては、他店の好成績は自分の評価に何の関係もありません。
この余裕の差が、微妙な影響を与えました。

雨宮SVが言いました。
「新リーダー制度についてはどうだろう」
この時が長沢店長にとって、引き返す最後のチャンスでした。
しかし、一瞬迷った後、彼はこの提案を受け入れてしまったのです。
「分かりました、具体的な案は来週までに作成します」
長沢店長が、迷いながら受け入れてしまった[新リーダー制度]とは・・・
これは、次回に。

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