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2006年4月 9日 (日)

ピンチは突然やってくる!

  ファミレス店長の敗者復活戦、全記録 Vol.001

世の中には色んな所に落とし穴があると言うけれど、まさか自分に降りかかってくるとは彼は思ってもいませんでした。
彼は最初、事の重大さに気づいてませんでした。
今から思えば、その時適切に対処していれば、事態は少し好転していたかもしれません。

彼、長沢店長は、某ファミレスチェーンで店長をしています。
彼の店は、地方都市であるF市にあり80年代に開発されたニュータウンの国道沿いにあります。
同じ市内のJRの駅前にあるF市駅前店と区別するために、F市中央店と名前が付けられています。
売り上げは、年商1.9億円で、中規模店舗です。
そこに長沢店長が異動してきたのは、2月でした。
前任の店長は4月末にオープンを控えた新店の店長として辞令を受けて異動していきました。
その後任として、長沢店長が店を預かって3ヶ月あまり。
GWも終わり、梅雨入りを前に忙しさも一段落した頃のこと。
F市中央店が属する、第32地区の雨宮SV(スーパーバイザー)が、長沢店長に言いました。
「君の店を、サービス重点店舗に指定したいんだけどどうかな?」
彼はそう言うと、報告書類が増えて煩わしいけれど、ステップアップにもつながるかもしれないからがんばってよ、と言って長沢店長の肩をたたきました。
これが、その数ヶ月後に長沢店長に訪れる不幸の前兆でした。

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そもそも重点店舗がなんなのか詳しい説明をされることがなかったので、長沢店長は判断のしようがなかったのですが・・・
ファミレスのSV(スーパーバイザー)は8店から10店の店舗を担当し、その運営が本部の方針通りに行われているかチェックするのが仕事です。
店長にとっては直属の上司にあたります。
店長の、業務評価もSVが行います。
一人で、複数の店舗を担当しているので当然のことながら、毎日顔を合わせるわけではありません。
ここが、普通の会社と違うところです。
サラリーマンである以上、直属の上司の評価と、さらにその上にアピールすることができなければ、出世はありません。
しかし直属の上司ですら、週に数回しか会わないのに、さらにその上の部長以上に存在を示すのは容易なことではないのです。
長沢店長はサービス重点店舗の意味を誤解していました。

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