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花火の夜の物語 97からつづく
Yさんは駐車場の裏のほうを見ました。
「店長、じゃあトラッシュルームに直接持っていきましょう」
トラッシュルームというのは、業者さんに収集してもらうためのゴミを置いておく倉庫です。
「店長、その袋をこっちに貸して下さい」
そう言ってYさんは僕の手からコンビニ袋を奪い取りました。
「私は、このままバックドアに向かいますから、店長は表から入って裏の鍵を開けて下さい。お願いします。さすがにこの格好じゃ店内を通るのは恥ずかしいですから」
そう言って、にっこりと笑いました。
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花火の夜の物語 96からつづく
こうして僕たち二人は、手にコンビニ袋をぶら下げた格好で、店の駐車場に向かいました。
おそらく気温は、35度に近かったと思います。
店のほうを眺めると、アスファルトから立ち上る熱気のせいで店のシルエットが、陽炎のように揺らいました。
気温の高さと頭上から照りつける真夏の太陽のせいで、店に着くまでのわずかの時間に、濡れていた服が乾き始めていました。
さっきまで吹いていた、
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更新をサボっている間に、7月になってしまいました。
2008年は、ほぼ一日一件のペースで更新していたんですが、一度くずれるとこんな状態です。
とりあえず夏本番ということで、気を取り直してがんばろうと思います。
店のほうも夏休みを直前に控えて、スケジュール調整の真っ最中です。
週明けには、7月いっぱいのスケジュールを提出。
さらに翌週、15日までに8月のラフスケジュールをSVに報告することになっています。
特にお盆休みの週のスケジュールについては、
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いやあ、ついに手に入れました「iPhone 3G S」
予約の確定がもらえなかったのでやきもきしていましたが、手に入れました。
しかし入荷の電話が来たのは、午前中の約束だったのに結局14時近くになってから……
ものはすばらしいんだから、変なところで気分を削がないで欲しいところです。
さわってみた第一印象は、
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花火の夜の物語 94からつづく
Yさんは手にした雑誌を持ったまま、ぴょんと跳びはねて2メートル程先にしゃがみ込みました。
歩道にはまだ引ききっていない水が、薄い水たまりを作ったままです。
Yさんが着地したときに跳ね上げた水滴は、僕のほうまで飛んできました。
僕のワイシャツの模様がまた増えました。
Yさんは膝をかけるような格好で座り込んだので、彼女の超ミニの、
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花火の夜の物語 93からつづく
Yさんは、やれやれというように、首を左右に振りました。
「店長、手に持っているものを見て下さいよ」
そう言われて自分の持っているものを見てみると、右手に持っていた方は何でもありませんでした。
右手に持っていたのは最初に拾った方で、その時にそれが、ビックコミック○○○○○であることは分かっていました。
僕がいつも買っている雑誌だったからです。
しかし左手に持っていた方は、
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花火の夜の物語 92からつづく
僕はYさんと一緒になって排水溝に詰まっている袋を取り除きにかかりました。
水圧がかかっているので、袋は強く吸い込まれていました。
詰まっている原因はコンビニ袋だけではなく、さらにコミック雑誌が数枚の袋と袋の間をうめるようになって、即席のダムを完璧なものにしていました。
僕は、十数センチの深さになっている水の中に手を突っ込み
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花火の夜の物語 91からつづく
Yさんは手にしていたサンダルに素早く足を通すと、歩道の端を歩き始めました。
数メートル進んでしゃがみ込んだYさんは、水たまりに手を突っ込みました。
「これですよ、これ。洪水の原因はこれなんだ……」
そう言いながらYさんが水の中から引き上げたものは、
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